福岡県立八幡中央高等学校 校歌
作詞:倉野 憲司
作曲:団 伊玖磨
一、
帆柱山を背に負いて そびゆる甍(いらか) 君見ずや
いざわれら いざわれら 若き三年(みとせ)をここに集いて
共に開かん真理の窓を ああ聡明(そうめい)の眸(ひとみ)は澄めり
二、
新潮(にいしお)かおる洞(くき)の海 希望の光 君見ずや
いざわれら いざわれら 若き命を ここに結びて
共に浮かべん 自律の船を ああ青春の血潮ぞ燃ゆる
三、
鉄の都と名も高き 八幡の煙 君見ずや
いざわれら いざわれら 若き力を ここに鍛えて
共に築かん 文化の国を ああ高邁(こうまい)の理想に生きよ
福岡県立八幡高等女学校 校歌
作詞:土井 晩翠
作曲:矢野 勇雄
一、
女性(にょしょう)の御身三韓(おんみからくに)を まつろへましし御門出(おんかどで)
帆柱山の名をとめて 千歳(せんざい)遠くあとかほる
二、
その郷(さと)の栄(さ)え黒煙 大空(おおぞら)蔽(おお)ふ影に見る
八幡つくしの北にして 見よ紅(くれない)の花の群(むれ)
三、
文化の恵み日にまさる わが世のために巾幗(きんかく)の
綾(あや)を錦(にしき)を織り出(いだ)すもとを 養(やしの)ふ学びの舎(や)
四、
ああ我が姉妹学芸の 窓のあけくれ光明(こうみょう)の
望(のぞみ)をおひてうら若き 身を磨きゆく嬉しさや
五、
高き理想にあこがるる 心のみのりあすの栄(はえ)
つくしの空に香(か)をとめて 母校にほまれあらしめん